SAIとPhotoshopElementsを使った
アニメ塗りメイキング
(2011/08/07改稿)
1 |
まず、SAIで下書きをします。
私はいつも、ラフと下書きと2枚描いています。 そのほうがきちんと形が取れるので… キャラのポーズなどは、自分でやってみて鏡を見ながら描きました。 アニメ塗りは、手が格好良く描かれていると見栄えがします。できるだけ下書きの段階で手を丁寧に描いておきます。 |
|
2 |
清書します。
ごちゃっとしてますが、左の絵にだいたい説明は書きました。 私は鉛筆ツールで、手ブレ補正をめいっぱいにしてフリーハンドで描いています。 SAIにはペンツールという便利な機能もあるんですが、手書きの温かさを出したいので人物の線画にペンツールは使っていません 線画の美しさがアニメ塗りのキモになりますので、できるだけ丁寧に描きます。 途切れた部分などがないように。 線画がぜんぶ描けたら、ツールバー「レイヤー」→「輝度を透明度に変換」します。 これで通常の合成モードにしても下のレイヤーに影響しません。 …意味が分からなくてもこの作業はやっておいた方が良し(笑)。 |
|
3 |
線画の外側を、「自動選択」ツールで選択します。
青くなっているところが、選択された部分です。 線が途切れておらず、くっきりしていたほうがこの作業は楽です。 |
|
4 |
色を塗る準備をします。
上のツールバーの「選択」→「選択範囲を反転」で、キャラクターに選択範囲がかかるようにします。 どうしても髪の毛の先など細かい部分が選択しきれていなかったりしますので、「選択ペン」ツールではみ出たところや足りないところを修正します。 これも丁寧にやっておくと、あとで楽できます。 |
|
5 |
マスクレイヤーを作ります。
マスクレイヤーとは、どんなにはみ出して塗っても、その範囲内にしか色がつかないようにできる便利なレイヤーです。 線画の下に、新しく「マスク」と名前をつけたレイヤーを作成し、 さっき選択した部分に、ツールバー「レイヤー」→「レイヤーを塗りつぶす」で、色を流し込みます。 どうせ見えなくなってしまうので何色でもいいです。 |
|
6 |
色を塗っていきます。
マスクレイヤーの上に、また新しくレイヤーを作ります。 レイヤーウインドウの上にある「下のレイヤーでクリッピング」のチェックボックスにチェックを入れます。 肌色を塗っていきます。グチャグチャと塗っても、マスクレイヤーのおかげでハミ出さないはずです。 |
|
7 |
そんな感じで色をどんどん新しくレイヤーを作り、どんどんベース色を塗っていきます。
すべて、マスクレイヤーでクリッピングしています。 |