ラフ画→ペン入れメイキング
SAIによるラフ画からペン入れまでのメイキングです。今回は1ページに詰め込んでいます。
「重すぎて見られない」などのご意見がありましたらお知らせください


SAIを起動し、好みのサイズで新規キャンパスを作成します。
私はSAIの動作をできるだけ軽くしたいので、いつもこのくらいのサイズで落書きしています


パレットはこんな感じで配置してます。
つまり既定のまま(笑)

まず、てきとうにパースを決めます。
これは消失点がバラバラで大間違いのパースなんですが、まあ落書きなので…;

キャラの配置を決めます。
新規レイヤーを作り、だいたい7等身くらいの絵が好きなので、おダンゴを7つ描きます。

番号つけるとこんな感じです。
本当はきちんと正円のツールで描いたほうがいいんですが、ラクガキなので以下略。

新規レイヤーを作ってクロッキーを描きます。
頭部が1コめのおダンゴと同じ大きさになるように描きます。
4コ目のおダンゴの下が、ちょうど股間になります。
おダンゴを描いて、「何個目のおダンゴのところに、体のこのパーツが来る」と覚えておくと、パーツが長すぎたり短かすぎたりといった事が防げます。

ちなみに、一応このクロッキーもパースに乗るように描いてます。

新規レイヤーに下書きをします。
創作キャラのルリトにしました。武器はハリセンだと見栄えが悪いので二刀流小太刀に変更。
下書き段階でも、パースが崩れないように全体を見ながら描きます。
服などで隠れて見えない部分もできるだけ描いておきます。

ペン入れします。
SAIの筆ツールを使います。太さは2pxで、濃度77%の黒色で描きました。

剣は細かいので、キャラと別のレイヤーに描きました。

見えない部分などを消して、線画を統合しました。

線画に立体感をつけます。
影になっている部分やポイントをちょっと太くしたり、メリハリをきかせます。

全部黒い線だとつまらないので、部分的に線画の色を変えることにしました。
まず線画レイヤーの合成モードを「通常」にします。

次に上部ツールバーの「レイヤー」から、「輝度を透明度に変換」を選択します。
これで、線画の黒い部分以外がキレイに消えます。
(線画を描くときに消しゴムツールを使わず、黒と白を変換しながら描いていた場合に有効)

次に、レイヤーの「不透明度を保護」にチェックを入れます。

太めの鉛筆ツールで、色を変えたい部分に好きな色を塗りたくります(笑)
不透明度を保護してあるので、もともと線があった部分にしか色がつかず、簡単に線画の色を変えることができます

こんなふうになりました!
以上でラフ→線画メイキングは終わりです。
ここまで読んで下さってありがとうございました^^

ちなみに色を塗ったらこんな風になります。
アニメ塗り着彩は、別ページにあるメイキングをご覧ください。