歩きはアニメーションでよく使われますが、練習しないとなかなかうまく歩いてくれません。
ここでは、基本的な横からのアングルでの歩きアニメーションの描き方を紹介します。
私もそんなに上手ではないので、参考程度にして下されば嬉しいです
今回は、歩きの中でも一番簡単な、中3(1歩目と2歩目の間に3枚の中割りを入れる)歩きをさせたいと思います。
文章で説明もしていますがヘタなので、絵を見たほうが理解しやすいかと思います;
|
最初の一歩目を描きます。
つま先とかかとの持ち上がり方と、体全体の重心が傾いていないかに注意します。
足元と頭の位置に、水平なラインを引いておくと中割りのときに楽です。
この絵を「1」とします。
|
着地足の位置を合わせて、2歩目を描きます。
1歩目の絵をコピー&ペーストして、手足の位置を逆にすると簡単かつ綺麗にできます。
頭と地面の位置に引いたラインが大活躍です。
間に3枚の絵を入れるので、
青いほうの絵を「5」とします。
「1」と「5」の間に、2~4の絵を今から描いて、歩きに見せようという計画です
|
「1」と「5」の間に「3」を作りましょう。
まずコピー&ペーストを使って、「1」と「5」をまん中に設置します。
人間は、歩くときに体が上下するので、「1」と「5」より頭の位置を高めにします。アーチ型の矢印を参考。

コピー&ペーストの下書きをもとに、足や手の位置を変えて「3」にします。
気をつけたいのは、軸足(地面についている方の足)の位置です。この軸足の位置がおかしいと、滑らかに歩きません。
体全体のバランスも大切です。
腕は、「1」と「5」の単純な中割りでOKです。
この絵を「3」とします。
|
「1」と「3」をコピー&ペーストして、また真ん中に持ってきます。
頭の位置は、「1」より高く、「3」より低く。歩きの自然なアーチ型になるように注意してください

コピペの下書きをもとに、手足の形を変えます。
足を踏み出す時に地面をけり上げる動きを入れないと、歩きにはなりません。
目安として、足の裏が、地面に対してほぼ垂直になる感じ。
手の振りは、「1」と「3」の単純な中割りでOKです。
この絵を「2」とします。
|
|
「3」と「5」の間に「4」を入れます。
下書きの方法はさっきまでと同じです。
体の上下動に気を付けて、頭の位置は「3」と「5」のほぼ真ん中にします。

手足の形を変えます。
軸足の裏は、やはりまだ地面と完全にくっついています。
振り上げた足は、つま先の方が若干上を向いていますが、この角度や足の上げ方によって、元気に歩いているように見せたり、疲れているように見せることもできます。
この絵を「4」とします。
|
|
「1」~「5」まで描けたら、それの手足が逆バージョンの中割りも作ります。
「6」「7」「8」は、それぞれ「2」「3」「4」をコピペしたあと手足を逆にして描くと楽です。
全て描いたら最初の「1」に戻してください。
|
では、「1」~「9」までをgifアニメ化して動かしてみます。

…一瞬でよく分かりませんね(笑)。
でもまあ確かに動いています。
分かりやすくweb向きの「無限ループアニメ」にしたい場合は、これをその場で歩かせるアニメに変えてしまえば良いのです。
|
「1」~「8」の全ての絵を同じ位置に持ってきます。
頭の上下動はそのままに、縦軸をキチッと合わせます。
|
さて、どうなったかな?

はい、ちゃんと歩いていますね~。
この感動をぜひ皆さんも味わってみて下さい(笑)。
歩き動画が作りたい方で、自分で下書きをするのが難しい方は、このページ内の画像データをお好きにDLして、下書きとして使って下さってもOKです。
中割りの枚数を増やすことで、滑らかでゆっくりとした歩きを作ることも可能です(めんどいけど)。
以上、歩きアニメメイキングでした!
おつかされまでした~m__m
|