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選択範囲を反転させ、フォーカスがかかる部分を人物ではなく地面に変えます。

ツールバーの「選択範囲」→「選択範囲を反転」で一発変換です。

最初から背景を選択していればこの作業は必要ないのですが、背景を選択するのは面倒くさいので、私はいつもこの方法を使っています。
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背景をぼかします。

ツールバーの「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」で、背景にフォーカスをかけます。

これをやると人物が背景からきちんと分離し、手前に立っているのが明白になります。

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アニメっぽく見せるため、光ってる部分にハレーション効果をプラスしたいと思います。

背景レイヤーをコピーし、
ツールバーの「画質調整」→「ライティング」→「レベル補正」で、だいたい左の絵くらいのコントラスト加減になるように、背景のコピーを調節します。
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「背景のコピー」にぼかしをかけます。

ツールバーの「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」で、だいたい左の絵くらいのフォーカス加減になるように調整します。
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「背景のコピー」の、レイヤーモードを「スクリーン」に設定します。

あまりにもハレーションが強いと感じたら、レイヤーの不透明度をいじってちょうど良いコントラストになるように調節してください。
今回は50%です。

これで、TV放送されているような、少し白く飛んだような画面になります。
ここまでこだわる必要はないのかもしれませんが、私はキラキラした画面が好きなので…。
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最後にトリミング作業です。

まずはツールバー「レイヤー」→「画像を統合」ですべてのレイヤーを統合して下さい。

このイラストはwebに載せるサイズの2倍の大きさで作画していたのですが、
ツールバーの「イメージ」→「サイズ変更」→「画像解像度」で、サイズを50%に縮小します。

さらにクッキリとした画面にしたかったら、ツールバーの「画質調整」→「シャープを調整」で、左の絵のようにイラストにシャープ処理をかけます。

これで全ての作業が完了しました!
お疲れ様でした~(´∀`)

完成イラスト↓


「鬼神クロト」のミドリを描きました。夕日の中、誰かと会話をしているシーンです。
アニメ塗りは背景や効果にこだわらなければ、かなり短時間で塗ることのできる描画方法だと思いますので、
ぜひ皆様も活用してみてください!